電気主任技術者は、発電所や変電所だけではなく、一般の工場、ビルなどの受電設備や配線など、電気設備の保安監督するための国家資格です。
電気設備を設けている事業主は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務づけられていますので大手メーカーやビル管理会社は電気主任技術者を会社員として雇用しています。
設計部門の電気系を希望する場合は、履歴書に書きましょう。
ただし、配属先は設備部門になることも多いので履歴書に書くときは注意しましょう。
「設備部門は、地味だから嫌だ!」
と言う人もいるかも知れませんが、第3種電気主任技術者の人が設備部門で対象の電気設備の保安業務の実務経験を重ねて、第2種電気主任技術者へステップアップしていくのは美味しい会社員生活だと思います。総務部門や経理部門ではこんな道程はないですもの。
” 地味にコツコツ働きながら、確実に自分の市場価値を上げたい人 ”
にはうってつけの資格です。
参考書や問題集は、「電検3種」と書かれているものが本屋にたくさん並んでいます。
第3種電気主任技術者の合格率は、10%を切るぐらいなので難関試験です。
しかし、理論、電力、機械、法規の4科目の科目合格制なので、1回で合格しなくても1つづつ科目合格を増やし、次回受験は不合格だった科目に絞って勉強することができます。
◆雑記
知り合いのAさん、もともとは設計部門の電気課の技師でしたが年1回開催される社内の技術試験イベントではトップの点数で表彰されるほど。
電検3種の試験にチャレンジして見事に合格!
設計部門 → 設備部門 に人事異動。
第3種電気主任技術者として勤務。
事務経験を重ねて、第2種電気主任技術者にステータスアップ。
もっと条件の良い会社に転職していきました(涙)。
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